2009-02-01

試験終了!芸術系科目レヴュー

約6年ぶりの単位認定試験、全科目が無事終了しました。
(オットよ、ありがとう)

放送大学に復帰するにあたって、最初は何か手がかりがあった方が履修しやすいだろう、と思い、とりあえずエキスパートの「芸術系博物館プラン」取得を目指すことにしました。

科目履修生の時にとった科目が結構対象になっていたので、博物館系の3科目と、著作権法概論、あと選択をちょっと取ればOK。。。なはずが
何と今期は「博物館概論」と「著作権法概論」の試験日時が同じ!
結局、著作権法概論は来期に回すことにしました。(必須科目の試験はかぶらせないで~)

こんな感じで履修した今期でしたが、必須科目のうち
佐々木利和先生の「博物館概論」「博物館資料論」
は本当に素晴らしい放送授業でした。

「博物館概論」は、前半を博物館のモノの取扱いに特化しているので、博物館や美術品に興味のない人は面白くないかもしれないけれど、仕事に関連している私には、役に立つという意味でもやりがいのある科目。
でもそれ以上に素晴らしかったのは、北海道と沖縄の地域博物館を紹介していく第11章以降。特に与那国民俗博物館では、博物館の原点を見せていただきました。

「博物館資料論」は、この概論の11章以降の流れを、より濃密にした感じで展開されます。
佐々木先生の博物館とモノに対する情熱、そこで働く方からお話を聞きだす時の温かさ(市役所から来ている文化担当?のおっちゃんや、大学院出たての助教さんにまで、○○先生、と呼びかけられているのにびっくり)+何気ないつっこみ、に、毎回感動。

選択では、青山昌文先生の「芸術の理論と歴史」
本当に面白いです。芸術に興味のない人でも、映像資料がふんだんで先生の語りが楽しく、芸術の見方が変わると思います。
ディドロ美学をベースにした授業は、他大学にもないのでは?

本村凌二先生の「古代地中海世界の歴史」
通信課題も、試験も記述で、とてもやりがいがありました。
子供が大好きな集英社の歴史漫画「世界の歴史」で、これまた特に大好きな第二巻(古代ギリシアとローマ)の監修者が本村先生、なことを発見した時はびっくり。親子でお世話になりました(笑)
今期を最後に閉講。来期からは、一般科目の「地中海世界の歴史」になります。(試験も簡単になる・・・かな?)

「アーツ・マネジメント」など、他3科目も楽しかったです。

試験が終わったので、これからシラバスとにらめっこしつつ、来期の科目を考えまーす。